時代を超えて愛されるミュージカル映画です。
ジーン・ケリー、スタンリー・ドーネン監督による作品です。
見ていてとても明るい気持ちになれる素敵な映画です!
映画の舞台裏視点で描かれているのも好きなポイントです。
作品情報
制作年 | 上映時間 | 製作国 |
1952年 | 103分 | アメリカ合衆国 |
声映画からトーキーに移行し始めた頃のハリウッド。人気スターのドンとリナは何度も共演し結婚を噂される間柄だが、ドンはつけ上がった態度のリナに愛想を尽かしている。そんなある夜、ドンは歌も踊りも上手い新進女優キャシーと恋に落ちる。その後、ドンとリナの新作がトーキーで製作されることになるが、リナの致命的な悪声のために不評を買ってしまう。そこでドンはリナの声をキャシーに吹き替えて製作することを思い立つ。
引用:映画.com
作品の裏側
ミュージカル映画としては珍しく映画オリジナル脚本で製作された作品です。
制作の小話
映画史上最も明るくハッピーなシーンの裏側はかなり壮絶なものでした。
コズモ・ブラウン役を演じたドナルド・オコナーは、1日4箱のタバコを吸うほど撮影にストレスがかかっていたそうです。
有名な『Make’em Laugh』を歌って踊るシーンは、コンクリートの床でジャンプや尻もち、若手時代以来となる空中回転などの体を張ったパフォーマンスをした結果、彼は打撲や火傷による数日間の入院生活を送ることになってしまいました。
キャシーを演じたデビー・レイノルズは当時19歳で、彼女もまた、「人生で一番辛かったのは、出産と『雨に唄えば』だった」と語るほど撮影の過酷さに苦しんだそうです。
『Good Morning』を踊るシーンは、午前8時から午後11時までの長時間にわたる撮影となり、撮影終了時には彼女の足は血まみれになっていました。そのまま病院に担ぎ込まれて3日間の入院生活を余儀なくされるほど ……
また、主演のケリーも「雨の中歌って踊る」シーンの撮影に2日以上かかっており、ケリーはウールのスーツが縮むまでびしょ濡れになって踊り続け、40度近い高熱を出してしまったそうです。
映画の裏側がここまで壮絶だったとは驚きです。
映画を見られる媒体
この作品は多数ネット配信で見ることができます。